外貨の整理に Pocket Change

渡米準備

物を整理していく過程で、大きなものが片付いてくると、今度は小さなものの処理について考えるようになりました。中でも、長年ためる一方で、一向に使われる機会のない外貨の紙幣&コインが見過ごせなくなり、きっと世の中にはこういう問題を解決する手段があるはずだと調べてみたら、やっぱりありました。

Pocket Change

空港や街中に設置してある緑色の機械に、余った紙幣やコインを入れると、すかさず電子マネーに変換してくれるという優れたサービスです。駅構内の券売機のような使い勝手で、まずは変換先の電子マネーを選ぶところから始まります。

  1. Suica、PASMOなどの交通系電子マネー(1円~10,000円)
  2. 楽天Edy(1円~25,000円)
  3. Apple Store & iTunesギフトカード(500円~30,000円)
  4. Amazonギフト券(1~30,000円)
  5. WAON(1円~29,000円)
  6. nanaco(1円~30,000円)

から選びます。

その後は、特に通貨ごとに分けて入れる必要はなく、どんどん紙幣やコインを投入していけばOKで、投入するごとに該当の通貨の額が加算されていきます。紙幣については、一度入れたら返却はされませんのでお気を付けください(あえて返却処理をすることはそうそうないと思いますが)。対応通貨は、「日本円・米ドル・ユーロ・中国元・韓国ウォン、台湾ドル*・シンガポールドル*・香港ドル*・タイバーツ*・ベトナムドン*の10通貨」とのことです。(*印は、紙幣のみの対応)外貨を入れ終えたら、最後に電子マネーのカードを読み取り部にかざし、チャージが完了します。

上記以外のコインを入れた場合、機械の中に入りますが、「不明(Unknown)」として扱われ、返却するか寄付するかを選びます。寄付先はユニセフなどの団体から1つ選ぶことができ、子どものワクチン代にあてられると書いてありました。

このような感じで最後にレシートが出てきて、それぞれの交換額が表示され、交換先サービスも印字されます。異なる外貨を同時に入れても、上記のようにそれぞれ一度に計上してくれるのでとても便利です。レートはさほどよくないと聞きましたが、家で邪魔者扱いされている外貨を一気にありがたい存在に変えてくれるだけで、私としては嬉しかったです。81枚のコインも、世界のどこかでお役に立てているといいなと願っています。

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(2020/11/15追記)

一時帰国の際にも、成田空港でPocket Changeを利用しました。普段使わないアメリカのコインと一時帰国中に使って余った日本の硬貨を、成田空港の保安検査場を抜ける前にPocket Changeの機械に入れておきました。硬貨は案外重いので、電子マネーとしてチャージしておくと次回帰国時に役立てることができます。

(2021/01/31追記)

またまた成田空港でPocket Changeを利用しました。第1ターミナルにある機械はATMコーナーの近くに移動していましたね。アメリカのコインと日本の硬貨は今回も全てWaonにチャージしてきたので身軽です。

Photo by Micheile Henderson on Unsplash