手紙・カードを送る【アメリカ国外】

日常生活

(2023/3/17時点の情報です。郵便料金は頻繁に価格改定があるので、こまめにこちらを参照してください。日本はGroup 3に該当します。)

クリスマスシーズンが近づき、仲のいい友人たちにカードを送る時期になりました。私は毎年決まって、イギリスと中国に住んでいる友人に必ずカードを送っています。アメリカ国外にカードを送るにはどんな風にすればよいのかまとめておきます。

封筒入りのカードを送る封筒に入れてクリスマスカードを送る場合は、「手紙 (Letters)」として扱われます。この場合のサイズは、横が13.97cmから29.21cmの間、縦が8.89cmから15.56cm、厚さが0.6cmまでの長方形と定められています。横幅の最大値はかなり大きいので、縦幅だけ気にしておけば問題ありません。また、重さは1oz以内(28g)であれば世界のどこでも一律 $1.45で送ることができます。1ozを超える場合には、国ごとに料金が変わってきます。日本は1oz超え~2oz (28g超え~56g)までの間であれば、$2.71、2oz超え~3oz (56g超え~84g) までの間であれば、$3.96 相当の切手を貼っていればOKです。

最近は装飾の凝ったカードが多く、28gを超える重さで販売されているものもよくあります。重さを知るには、お店で購入するときにカードの裏面を見ると参考になります。”Extra postage may be (is) required.”といった内容が載っていれば28gギリギリもしくは28gを超える重さのカードということを示しています。

ポストカードの場合 – 封筒に入れず、ポストカードをそのまま投函する場合は、「ポストカード (Postcards)」扱いになります。この場合のサイズは、横が13.97cmから15.24cmの間、縦が8.89cmから10.79cm、厚さが0.4cmまでと定められています。国外への発送は一律 $1.45です。

国際郵便用切手を買う (Global Forever International $1.45) – USPSの窓口あるいは自動販売機、公式ホームページで買うことができます。アメリカ国外に送る場合で28g内に重さが収まるなら、Global Forever International切手を買うとこれ1枚でアメリカ国外に発送することができます。公式ホームページ経由で買う場合は10枚綴りのセット販売になるので、複数の切手が不必要な人はUSPS窓口で買うのがいいかと思います。

国内郵便用切手を買う (Forever 63 ¢ ) – Global Forever International切手は1枚で完結するので楽ではありますが、もっと幅広いデザインの切手を貼って楽しみたいという場合は、季節ごとの発行枚数が多いForever Stampを活用して送るという手もあります。日本でいうところの84円切手みたいな扱いですかね。Global Forever International切手に比べて、通常のForever切手はスーパーやドラッグストアでも気軽に購入できます。ただこの場合はシート単位での販売になり、20枚まとめて購入することになります。Forever切手は、今後郵便料金が値上がりしても購入した当時の料金そのままで普通郵便 (First-class Mail) を送ることができるという意味で付けられている名前です。今の時期であれば、クリスマスをイメージしたサンタクロースやツリーの切手、ユダヤ教徒の重要な祝祭「ハヌカ」を描いた切手が豊富に販売されています。その他にも、折に触れて多様な切手が登場するので切手好きにはたまらないと思います。(USPSの切手販売ページはこちらから)

28g以内の手紙・封筒付きカードをアメリカ国外に送る場合は、たとえばForever切手2枚 + Additional Ounce切手1枚を貼ると規定料金を満たすことができます。要は現在の国際郵便料金である$1.45以上になるように切手を調整して貼ればよいということですね。Additional Ounce切手は、USPSの窓口か自動販売機、公式ホームページ、Amazon等で買うことができます。自動販売機で買うと下の写真のような味気ないバーコード付きのシールが出てくるので、その場合はシールを線に合わせて半分に折り、バーコードがついている面を封筒の表側に、残りの部分を裏側に貼ります。ただ、できればUSPSの窓口かインターネットで切手タイプのものを買うのがデザイン的におすすめです。

時々こんな感じで手紙を送っています。AIR MAILシールはネットで見つけたものを気に入って使ってます。

参考までに、USPSの国際郵便料金一覧へのリンクを貼っておきます。細かいですが、非常に有用なページです。普通郵便以外の情報も載っているので、速達や小包を送りたい場合に便利です。

メッセージを書く – 日本語でメッセージを送る場合はともかく、英語でメッセージを送る場合、素敵な言葉を書きたいものですよね。カードで有名なHallmark社のウェブサイトには、メッセージカードで使える英語表現がたくさん載っているので参考になります。

私は練習もかねて200 Words以上は書くようにしており、書くたびに仕入れたばかりの新しい単語や表現を実験的に使っています。普段口頭でとっさには出てこない表現も、カードを書くときなら時間がありますからね。

宛名を書く – カードと切手の準備ができたら、送り先や自分の住所を書いていきます。アメリカから送る場合、下のような書き方をしています。左上に自分の情報、封筒中央に送り先の情報、右上に切手、左下にAIRMAILと入れるようにしています(Airmailは時々書き忘れますが…)。

ここまでできたら封をし、ポストに投函します。

郵便を投函する – 日本で一般的に行うように、アメリカでも道沿いにある青いポストに投函すると配達員が回収してくれますが、ぜひ試してほしいのが自分の家のポストから送るというユニークなやり方です。私は現在マンションに住んでいますが、エントランスには全住居の郵便ボックスが並んでいるところがあり、そこに「Outgoing Mail」と記載がある場所があります。なんと、ここに郵便を入れるだけで配達員が回収をしてくれます。ちなみに戸建ての場合は、自宅ポストの横についている赤いバーを上にセットすると、送りたい郵便物が入っていますよという印になるのだそうです。わざわざ路上でポストを探さなくても、自宅からすぐに送れるこの仕組みに感激しています。

これだけSNSやメールが根付いても、カードや手紙を送るのは楽しいものです。私もつい送り忘れそうになることがありますが、外国の友人から「送ったよ!」といつもSNSでお知らせがあるので、なんだかんだ続けています。

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