今年のサンクスギビングは、ボストン(ケンブリッジ)で迎えました。ご近所の方が家族・親戚を集めて行うパーティーに混ぜてもらう形で参加したのですが、あまりの素晴らしさに感動と興奮を覚えるほどでした。ちょうど夫は日本への出張中だったため、私一人での参加となったものの、優しい方に囲まれて幸せな気分で過ごすことができました。
当日は午後1時が集合時間で、会場に到着するやいなや目に飛び込んでくる、素敵なテーブルセッティング。



パーティーは持ち寄り制だったため、私は2品持っていくことにしました。サンクスギビングの定番料理は、料理が大得意な主催の方々にお任せするとして、それ以外で結構楽しんでもらえそうなもの…そうだ、先日夫の友人の出産祝いで持っていった、赤飯&シュウマイの組み合わせがいいんじゃないかと思いつきました。赤飯は、お祝いごと向けという意味もありますが、もち米、小豆、塩のみを使うため、グルテンフリーを希望する人にも食べてもらえます。シュウマイは残念ながらグルテンフリー対応にできませんでしたが、豚肉を使うため、鶏肉アレルギーの方にも問題なく食べてもらえました。

赤飯は、時間が経つとともに粘り気が強くなります。今回のようなビュッフェ形式だと取りづらくなってしまうため、少量ずつ軽く俵型に成形して並べておきました。結果、トングでつかんで取りやすくなりました。おにぎりにしてもいいですね。上にかけるごま塩は、黒ごまを煎ってすりつぶし、塩と混ぜておけば簡単に作ることができます (買わなくてOK)。

どちらの料理も作るにはそこそこ時間がかかるので、前日から準備を始めていました。今回のような集まりに参加するときは、たいてい前日からある程度作っておき、当日の急なトラブルや時間切れを避けるようにしています。
そして主催者ご家族の旦那さんがついに到着!カートに積んだターキーを持って…。


料理が出揃ったところで、各自好きなものを取りに行きます。

午後1時から始まったパーティーは、延々しゃべり食べ続け…あっという間に夕方の4時に。会場の返却の都合があったので、全員で片付けて、主催者のお宅へ流れ込みます。そちらでもまた手作りのパイと紅茶をいただくことになりました。キッチンも見せてくださいましたが、特別な電化製品を置いている様子はなく、あの素晴らしい料理は本当にご本人の腕あってのものなんだなと感服しました。
そんなこんなであっという間に夜の8時。帰宅される方たちの波に乗って、私も帰ることにしました。まるで私も親戚のひとりになったかのような錯覚を覚えるほどの、温かく快適なサンクスギビングでした。今年は赤飯とシュウマイでわずかながらも貢献できたと思うので、また来年も引き続き参加できたらいいな。