物件選び

渡米準備

コロナの影響もあってか、大学の入寮申請ができたのがつい一昨日でした。例年はサマースクールに通う人も多くいるため、5月中には住む場所を選ぶことができたようなのですが、今年はサマースクールはオンラインに切り替えとなったため、状況が変わりました。手元のメモによると、6月4日に入寮申請が認められました(Housing Selection Appointment)という連絡が入り、その翌週11日の深夜(12日午前3時!)に大学のホームページ上で物件情報が公開されました。

ゆっくり時間をかけて選びたいところでしたが、そうもいきません。この物件情報オープンは5時間限定(私たちの場合は深夜3時~8時まで)で、おまけに早い者勝ち。リストに示される住所や間取り、家賃を素早く読み取り、気になる物件を選択すると自分だけがその物件の詳細を見ることができますが、5分間でconfirm / cancelを決めなくてはなりません。5分を過ぎるとまたリストに戻され、選び直すことになります。そうしている間にも他の物件は同時間帯にアクセスしている同級生たちがどんどん確保していくので、良い物件を取りたい場合は急ぐ必要があります。

コロンビア大学の大学寮申請に関するFAQページには、物件決定までのシミュレーションが載っています(こちらから)。私は事前にこのページを目を皿のようにして(!)読んでいました。表の見方にあらかじめ慣れておくと、実際に物件を選ぶときにも何も困りませんでした。

人気の物件としては、①大学に近い ②日用品・食材などの買い物がしやすい ③設備やセキュリティが良い の3点が揃ったところです。間取りは、1人暮らしの場合には Studio(ワンルームに相当。リビング・寝室が一体になっている)か1 bed room(リビングと寝室が分かれている)、2人暮らし・家族連れの場合には、1 bed room、2 bed room以上を選ぶ人が多いようですね(おおよその間取りはこちらから見られます)。また、家具付きの物件(Furnished)も便利ですが、当然ながらFurnishedの物件の方がUnfurnishedよりやや高めです。それでも、一から家具をそろえる必要が全くないのはとても助かりますね。他の学生とシェアすることも可能なようですが、夫の知人は皆さん1人暮らしができる部屋を選んでいました。家賃については、コロンビア大学の寮は一般の不動産屋よりも7-8割程度だそうです。

あまりこだわりがなければ、時間をゆっくり使って選ぶのも良いと思います。基本的に文字しかなく、写真で雰囲気を見ることはできません。間取り図を見られる部屋もありますが、すべてが対応しているわけではないようです。図をよく見ると、方角が書いてあり、建物のどのあたりにその部屋が位置するのかも推測できるのですが、結構急いでいたために、実は日があまり入らない部屋かも?という点に気づいたのは、confirmし終えてからでした。知人から得ていた事前情報でとても評価の良い物件があり、その物件がリストに出ていればそこに即決しようと思っていたので、結果としては悪くなかったはずですが、間取り図を隅から隅まで見ることも大切でしたね。

今は便利なので、住所をGoogle Mapに入力しさえすれば写真で様子は伺えますし、ストリートビューで近隣をチェックすることもできますね。夫の知人たちも、住む物件の外観や周辺をすぐに確認していました。私がイギリスに留学していた時、寮に住みたい人は部屋のタイプを選ぶだけでよく、後は大学が勝手に割り振ってくれていたのですが、結構違うものなんですね。

物件を選び終えたら、デポジット(一時預かり金)を支払い、引越しの予定日を入力して終了です。あっという間に決めてしまったので、本当にここに住むのか全く実感がないですが、今から楽しみにしています。

(2020/08/19 追記)

新居に住み始めて1週間が経ちました。快適です…。予想通り、いや、予想以上に買い物や交通に便利なエリアでした。家は1LDKの間取りですが、天井が高く床面積も大きいため広く感じます。日の入り具合はもう一歩なのですが、全体を通してとてもいい物件です。↓は入居時の様子です。映っていませんが、左に寝室やバスルーム、右手前にキッチンがあります。