コロナ禍での一時帰国

日常生活

※2020年10月中旬~2021年1月末までの情報となります。

家庭の事情で先月中旬から一時帰国をしていました。今のこの時期にニューヨークから日本への移動を検討している方の参考になればと思い、書き残しておきます。航空会社はユナイテッド航空(帰国便)と全日空(渡米便)、利用空港はニューアーク空港(帰国便)、ジョン・F・ケネディ空港(渡米便)です。

帰国の流れ

マンハッタンからニューアーク空港(EWR)への移動:ひとりで荷物も大して多くなく、Uberを使うのがもったいなく感じたので、バス (Newark Airport Express)を使いました。大人ひとり$17で、タイムズスクエア近辺のバス乗り場 (Grand Central Station, Bryant Park, Port Authority Bus Terminal) から乗車できます。私は事前にオンラインでチケットを買っておきました。当日はポートオーソリティ・バスターミナルを利用しましたが (2020年10月時点での時刻表はこちら)、バス停付近を歩いていると親切な人が乗り場を案内してくれました。多くの便が発着する大きなバスターミナルなのでつい建物内に入りたくなりますが、乗り場は41st St、8Avと9Avの間 (屋外) にあります。いつもそうなのかは分かりませんが、このバスは定刻通りに来ていたので、余裕をもってバス停に着いていたほうが良いでしょう。朝早い便に乗ったので、道がとても空いており3-40分程度で空港まで着きました。ターミナルAから順番に降車するので、利用ターミナルを事前に確認しておきましょう。

ニューアーク空港で: ターミナルCに降りた後、日本行きの便に乗る人は、ターミナル一番端のカウンターで搭乗手続きが行われました (アナウンスがあり誘導されました)。ホンジュラス行きの人も同じ列に並んでいたので、いくつかの国行きの便についてまとめて手続きをしていたものと思われます。搭乗手続きは通常通りでしたが、eチケットの準備をお忘れなく。カウンターでは、熱ないですよね?と口頭で聞かれました。また、コロナの検査しましたか?とも聞かれましたが、していないと答えても問題はありませんでした。※2021年1月末からは、日本入国・出国時ともに搭乗前72時間以内の陰性証明書の提示を求められるようになりました。搭乗便や利用空港が提供している最新の情報をチェックしておきましょう。

保安検査場を抜けて: 驚いたことに、空港内の店舗は営業をしているところが多かったです。どこも開いていない可能性があったので食べ物を持ってきていたのですが、空港内の店舗でも問題なく買えますよ。

帰国便: ユナイテッド航空を利用し成田空港へ。13時間45分のフライトで、乗客は3割いたかどうかという空き具合でした。日本人の乗客はほぼいないようでした。航空会社の中にはサービスを大幅にカットしているところもあると聞いていましたが、ユナイテッド航空は食事や飲み物のサービスもほぼ通常通り行われているように感じました。

成田空港で: 飛行機が空港に着くと、①他国へ乗り継ぎがある人 ②日本に入国する人 の順番で降機します。私が乗っていた便は、中国の深圳行きの乗り継ぎがあったようで、乗客の多くが①に該当していました。その後②の人が飛行機から降り、係員の指示のもと抗原検査の列に並びました。唾液を採取した後、入国後の行動制限に関する案内をしてもらい、待機用の椅子に座って検査結果を待ちました。2時間弱の待ち時間に、厚生労働省の帰国者用LINEアカウントに登録をし、帰国後2週間の健康チェックをLINE上でやり取りできるようにしました。LINEに登録しない場合は電話がかかってくるそうです。詳しくはこちらから。その後、陰性の結果を受け取り、空港そばのホテルへ、帰国者用に手配されたバスで移動しました。また、成田空港にいる間にヤマトの宅急便カウンターに行き、大きなスーツケースは自宅に送ってしまいました。そのため、身軽になった状態でホテルに向かうことができました。飛行機を降りてから成田空港を出るまで、3時間ほどかかりました。

出国の流れ

成田空港で: カウンターで荷物を預け、保安検査場を抜けた後はほとんど店舗が閉まっていました。なので、持ち込みたい飲食物がある場合は事前に用意しておいたほうが良いでしょう。※繰り返しになりますが、2021年1月末からは、日本出国時にも搭乗前72時間以内の陰性証明書を空港カウンターで提示することになりました。成田空港にはPCRセンターが併設されていますので、そちらで時間のゆとりをもって検査を受けておくと安心です。検査~証明書発行までに数時間を要します。

出国便: 日本人はやはり数少ないように見えました。12時間程度のフライトでしたが、ANA便だったので映画もオーディオも豊富に用意されていました。9月からは、アメリカの保健局からの要請で健康状態を記入する用紙を提出することになったそうで、機内で書きました。ボールペンを持ち込んでおくとスムーズです。

降機後: 入国審査を通過する必要があります。私の前に並んでいた人が審査官と話し込んでおり、すんなり通過させてくれないのかと危ぶんでいましたが、私の番になったときにパスポート(と貼っていたF-2用ビザ)と、念のため持ってきていたF-2用のI-20を見せたところ、問題なく通過できました。重要書類は持っておくものですね。その後は荷物を受け取り、係員に機内で記入したHealth Formを提出し、Uberで帰宅しました。Uberを頼むと5分で来てくれたので、あっという間に帰宅できました。

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サムネイル画像は、成田→ニューヨーク行きのANA便の座席。スクリーンが大きく見やすくて嬉しかったです。