ケンブリッジ市に引っ越してからというもの、燃えるごみの量が圧倒的に減りました。というのも、NYで住んでいたマンションは、フロア内のごみ捨て場に24時間いつでもごみを出しに行くことができたからです。担当者が早朝にごみを回収し尽くしてくれるおかげで、燃えるごみ・燃えないごみ・資源ごみ、全ての処理がとにかく楽でした。一体どのくらいのごみを毎週出していたのかも分からずに、便利便利と言っていました。
一方、ケンブリッジ市の現在の家では、ごみの回収は週に1度。市が指定する、蓋つきの大きなカートに燃えるごみ(trash)、資源ごみ(recycle)、堆肥化できるごみ(compost)を分別して入れるようになっています。ごみ回収日の前日夕方からカートを家の前の通りに置いて良いことになっており、回収日当日の朝に市の担当者がすべてを回収に来てくれます。2か月ほど今の家で暮らしていますが、新しいごみ捨てシステムにはすっかり慣れ、出来る限り家から出る燃えるごみの量を減らそうとしています。

堆肥化できるごみ (compost): 野菜、果物、肉、骨、殻、ティーバッグ、挽いてあるコーヒーとコーヒーフィルター、乳製品、切り花、パン、穀物、ペーパーナプキン、ペーパータオル ※ペット関連のゴミ、オムツ、液体、庭のゴミ、プラスチック袋は不可
資源ごみ (recycle): 缶、アルミホイル、ガラスびん、プラスチック製品、紙、ダンボール ※袋に包まずに入れること、飲食物不可、布製品不可、ホース・ケーブル・ハンガー・電化製品不可、ポットやフライパン類、金属廃棄物・木製品不可。
燃えるごみ (trash): 市で明記している品目は(きっと数え切れないので)ありませんでしたが、日本での燃えるごみの扱いと同じで良いと思います。ケンブリッジ市では、発泡スチロールは燃えるごみ扱い。


出来る限りリサイクル – 我が家では特に、燃えるごみを減らそうとしています。スーパーの買い物時についてくるプラスチックのトレーはすべて洗って、家事に再利用するか、資源ごみに出しています。どんな物も、燃えるごみの袋に入れてしまう前にリサイクルできないかを考える癖がつくようになりました。おかげで、燃えるごみの袋は毎週1袋以内で完結するように。
ただひとつ気がかりだったのが、プラスチックの袋については、週1回の資源ごみ回収の対象にならないこと。捨てる場合は燃えるごみ(trash)扱いということで、どうにかならないものかと市のごみ関連ページを読み漁りました。すると、店舗によってはプラスチック袋の回収をやっているとのことで、以来そのお店にプラスチック袋をせっせと持ち込むようになりました。その店舗とは、(Shaw’s and) Star Market!ニューイングランド地方各地にあるスーパーマーケットチェーンです。



現在のStar Marketは、Shaw’sに買収された形で継続していますが、オリジナルのStar Marketの設立は1915年、WatertownのMt Auburn St沿いだったそうです。結構ご近所で驚きました!アルメニア系の一家が始めた家族経営の食料品店だったとのことで、今やニューイングランドの代表的なスーパーのひとつですね。ご近所さんたちにも人気のあるスーパーです。


生ごみ処理について – ごみ回収が週に1度ということは、6日分のごみを家でキープしておかないといけないわけで、そうなるとごみの量を減らすことはもちろん、どうしても出てしまう生ごみの扱いが重要です。↑で貼った生ごみ用の袋に野菜や果物の皮、肉や魚の骨などを入れていくのですが、漏れはしないものの臭い対策をしないと一気に不快な感じになってしまいます。ディスポーザーのついていない我が家でできた一番良かった対策は、生ごみを冷凍することです。冷凍庫の一角に箱を設置し、そこに生ごみ袋を入れていくというやり方なのですが、冷凍さえしてしまえば、本当に臭わなくなるので感動です。ティーバッグやコーヒーのかすはすぐに冷凍しなくても全然問題ありませんが、腐りやすいもの、臭いがしやすいもの、虫がわきやすいもの (バナナの皮や肉・魚の生ごみ) は調理後すぐに冷凍庫行きです。あとはごみ回収日の朝、堆肥化ごみのカートに冷凍庫から出した生ごみを移すだけ。

