F-1 (&F-2)ビザ申請

渡米準備

I-20 の申請と並行して、アメリカF-1 (F-2) ビザの申請準備もしていました。イギリスのTier 4ビザや、ESTAの申請はしたことがありますが、F-1 の申請は初めてです。我が家は妻である私も同行するので、F-2 も申請することになりました。

I-20 の申請に加えて、ビザの申請時までに行っておいたほうが良いのは、

  1. パスポートを手元に用意
  2. 過去のアメリカへの渡航歴の確認(年月日、期間を記入する欄があります)
  3. アメリカに親類がいる場合は、その人の連絡先の確認
  4. (F-1のみ)過去5年間の海外渡航歴の確認(行った国名を選ぶだけでOK)
  5. 家族や親戚以外の2名(職場の人や知人)の連絡先の確認
  6. 証明写真(白色背景、眼鏡不可など、細かいルールがあります。こちらを参照)の準備

の5点です。

これらが揃ったら、あとは記入欄に従ってオンライン申請書である DS-160 を書き進めていきます。書いている途中で操作のない時間が続くと、途中でログアウトしてしまうため、適宜下部のSaveボタンを押しながらが良いと思います。知らない英語もありますが、ページ右上に表示されている言語設定を「日本語」にしておけば、和訳表示のサポートもあるので安心です。

【記入に関する注意】

  • 過去に別の姓名を使用していた場合は、その記入も必須です。私の場合は旧姓を記入する必要がありました。
  • 「過去の米国渡航歴」については、グアム・サイパンのほか、一時通過(トランジット)も記入の必要があるようです。2020/04/19時点では、渡航歴が多すぎる場合は直近の5回の記入が求められています。
  • 「学歴」の項目に関しては、F-1 ビザ申請者である夫は「中学校」からの在籍校を書く必要がありました(最終学歴だけではないので注意)。住所や電話番号も記入しなければならず、調べてはローマ字で記入、の繰り返しです。なかなかに疲れますが、これがないと入国ができないので慎重に行います。

一気にやってしまうのもいいですが、それなりに時間を要する作業なので、途中休憩をはさむと良いと思います。申請を始めた日から30日以内であれば、Saveしたデータから再開することができるので心配はいりません。

↑は、DS-160のトップページを切り抜いたものです。自分が申請する場所と画像で表示されるコードを入力し、”RETRIEVE AN APPLICATION”を押した後、いくつか質問に答えると作業を再開できます。

記入に詰まった場合は、ビザ申請のFAQをまず参照します。それでも分からない場合は、ブログ等で詳細に解説してくださっている場合があるので検索してみると良いでしょう。

プロフィールを書き終え、「はい」「いいえ」の質問に回答したら、最後に証明写真のデータをアップロードします。私は街中にある証明写真機でデータ化してくれるモードを選んで撮影していたので、入手した撮影データをこのページにアップロードしました。続いて面接予約を行いますが、今回はコロナの影響で通常の面接枠がしばらく開放されなかったため、以下に記す方法で面接の申し込みをしました。

(以下、2020/07/20追記)

コロナウィルスの影響で、ビザ面接の予約が長らく取れない状況が続いていました。このような場合、大学のプログラム開始1か月前から緊急面接を大使館に申し込むことができます。まずは通常の面接枠 (どの日でもOK) を予約し、その日を別日に振り替えるというやり方です。通常の面接枠が取れたら、緊急面接予約のページが出現するのでそこに進み、なぜ緊急面接をしなければならないか理由を英語で記入し申請します。以下の文章を書きました。

I would like to request an emergency appointment for my F-1 visa and my wife’s F-2 visa application. My MBA program is going to begin at Columbia University on August 17, but unfortunately my scheduled regular appointment is on October 30. Could you please allow us to have an emergency interview for some earlier time in July? Thank you very much for all your help in advance.

この申請が通り、無事に面接枠を予約することができました。面接については、大使館が作成しているこの動画を見て、流れを確認しました。

(2020/07/21追記)

必要書類を揃えて、アメリカ大使館に向かいます。電子機器は携帯電話1台のみが許可されます。荷物は大きな鞄でなければ持ち込めます。

  • パスポート 現在のものと過去10年以内に発行されたパスポート ※私は両方持っていたので持参しましたが、夫は手元にない状態でした。特に問題はなかったです。
  • 面接予約確認ページ ※大使館職員がバーコードを読み取るので、印刷して持っていきましょう。
  • DS-160のコピー ※5×5cmの証明写真を左上に留めます。
  • SEVIS支払い証明書
  • I-20 (F-1, F-2) ※完全オンライン授業ではないことが明記されていると面接がスムーズです。というのも現在は政府の方針で、完全オンラインで授業実施の場合、ビザが許可されない可能性があるためです。コロンビア大学は、「完全オンラインではなく、教室での授業とオンライン授業を両方実施する」といった旨をI-20にRemarksとして書いてくれました。I-20にそうした内容が書かれていない人は、大使館職員に結構つっこまれていたようでしたので、大学側に改めてI-20の発行をお願いしたほうが良いかもしれません。
  • 財政証明(銀行の残高証明やスポンサーからの手紙) や大学の卒業証明書・成績表(英文)
  • (F-2ビザ用) 戸籍謄本と英訳 ※私は自分で英訳しましたが問題なかったです。

夫の書類と妻の書類はあらかじめ別のクリアファイルに入れておきましょう。妻のファイルに入るのは、パスポート、DS-160(F-2用)、I-20(F-2用)、戸籍謄本&英訳です。これ以外はすべて夫のファイルに入れました。

書類提出、指紋採取、面接と進みます。面接では、参加する大学院のコース(MBA)と、授業の形態(オンラインと対面授業のミックスであること) の確認、アメリカ滞在中の生活資金をどう賄うかについて簡単に質問がありました。あっという間に終わり、Your visa is approved.とその場で知らされ、ビザ付きのパスポートは1週間ほどで郵送しますと言われました。

(2020/07/28 追記)

ビザが貼られたパスポートが到着しました!ちなみに、レターパックで送られてきました。提出した書類も一式そろえて返ってきました。有効期限はなんと5年間ついていました。面接からパスポートの到着まできっちり1週間でした。

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