メイン州ブルーヒル滞在

アメリカ

8月下旬から1週間、アメリカ北東部のメイン州ブルーヒルに滞在しました。避暑地としても知られる場所で、ボストン・ニューヨークのような都会に住むアメリカ人が好んで夏を過ごす場所なのだそうです。今回は知人にお誘いいただいて、お宅に宿泊させてもらいました。

宿泊したお宅は以下のようなところでした。自然豊かで穏やかな雰囲気に包まれており、散歩をするだけでも気持ちが良いです。

お宅が湾に面していて、晴れている日の夕暮れと夜空がとても美しかったです。
桟橋も付いていて、天気のいい日はここで泳ぎました。
ハンモック付きのテラスがあるお宅でした。お家を1軒丸ごと貸していただき、アメリカにて初めての一軒家体験です。ここで朝に飲むカフェラテがおいしくてな…。室内にはご家族の写真がたくさん飾られ、柱に皆さんの身長が記録されていました。私の身長も柱に刻まれました。
夏だけ開店しているテイクアウトのお店Fish Net (162 Main St, Blue Hill) のロブスターロール。
メイン州はロブスターが有名で、土産物屋に入るとロブスターをかたどった商品がよく見られます。
ビールのラベルもロブスター。メイン州産のビールもたくさん試す機会があり、ビール好きとしては興奮しました。天気のいい日にお庭で飲むビールは本当においしいですね。
モーターボート乗船体験もしました。爽快!野生のアザラシを何度も見かけましたが、顔だけひょこっと出してこちらの様子を伺う姿がかわいかったです。
1時間かけてBlue Hill Mountainに登りました。そこそこ険しい道があり、平然としている知人をよそに、息切れする私 (一番若いはずなのに)。
廃材を活用したアート展示を行っているNervous Nellie’s Jams and Jelliesは、子どもから大人まで楽しめる場所でした。ジャムがお土産としては有名。知人のお子さんに誘われて、ここでりんごの木登りをしました(20年ぶりとかかもしれない)。
グリルでラム肉!この巨大なアルミシートにどかどかと肉を載せていくのがアメリカらしくて心が舞います。肉を焼きつつ、知人のご家族・ご先祖のお話を聞いて、私の好きなNHKの番組『ファミリーヒストリー』を思い出しました。

小さな町ながら、公共施設・お店が充実していたのには驚きました。

  • Blue Hill Public Library – 公共図書館。陳列の仕方に何やらあたたかみが感じられ、図書のほかDVDやCDも豊富に揃っていました。メイン州の歴史についての本を試しに少し読んでみましたが、大昔の地殻変動の話が第1章にあり、ブラタモリを見ているような錯覚に陥りました。スペイン・ポルトガルが栄華を極めていた15-16世紀には、カリブ海・中南米地域の要所をおさえられていたため、イングランドは北米進出を目指した…というような内容が載っていました。時間が足りなかったので少ししか読めませんでしたが、その土地の歴史を知るのはいつもワクワクします。
  • Blue Hill Books – 町の歴史ある本屋。大きくはないですが、一通り揃っている印象です。ニューイングランド地方のガイドブックとお友達へのお土産を購入しました。
  • Harbor Cafe (Stonington) – Blue Hillから車で40分で行けるローカルレストラン。スチーマーという大きめのアサリを蒸したもの、ムール貝、地元のビール…どれもおいしいです。something localをお探しの場合にぴったり。
  • Acadia National Park – 広大な国立公園で、いくつかの有名スポットがあり、特定の季節・時間帯になると混雑することもあるそうです。車でぐるりと周りつつ、途中下車して散策しました。

初めてのメイン州ということで、お招きくださった知人には心からのおもてなしをしていただき本当に楽しい1週間でした。また夏になったら再訪問したいです。