Whitney MuseumとMeatpacking District

日常生活

ニューヨークでは美術館が徐々に再開しています。メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art, MET) や MoMA (The Museum of Modern Art) 、Whitney Museumは事前予約を受け付けており、ちょうど機会があったのでWhitney Museumを訪ねてみました。2015年に改装されたばかりで、エントランス周りはガラス張りで外からも室内がよく見えるようになっています。3階から8階までが展示室で、途中のいくつかの階はスタッフのみ立ち入り可になっていました。一番上の展示室にはテラスが併設されており、辺り一帯を見渡すことができます。この写真にはちょうどハドソン川が写っていますね。

9月下旬に訪問した時点で展示されていたのは、象徴主義の画家Agnes Peltonの作品 (瞑想しているときの穏やかな精神状態を表現した作品) や 1920-40年代のメキシコの壁画家の作品 (当時の経済・社会・民族的な差別に関する抗議の意味を込めた作品) でした。中でも目を見張ったのはクラフトアートの展示で、一緒に美術館を回った友人もここが一番のお気に入りだと話してくれました。詳しくはこちらから (Whitney美術館のホームページに移ります)。キッチンをビーズで立体的に表現した作品や、クロスステッチで様々な模様を表現した作品が展示されており、あまりの細やかさに圧倒されました。

一緒に美術館に行った友人は生まれも育ちもニューヨークの人で、Whitney美術館周辺のエリアが Meatpacking Districtと呼ばれていることを教えてくれました。というのも、以前は肉の加工場が並ぶ地域として知られており、一帯に立ち並ぶ背の低い箱型の建築物はかつての作業場だったのだそうです。今はすっかり再開発され、旧加工場はおしゃれなレストランやバーに生まれ変わっており、またこのエリアを通るハイラインと呼ばれる通路は、以前は道路として使われていたそうですが、今は植物に飾られた歩行者用通路、公園になっています。

Photo by Robbie Noble on Unsplash