Grammar & Writing (Week 7)

英語学習

7週目は、Compare/Contrast EssayのDraft 1提出と、形容詞句についての授業がありました。

初週の様子はこちらから。過去のTeacher’s Collegeでの授業内容一覧はこちらから。

Week 7: Lesson 11 & 12 (Mar. 23, 25)

持続可能な建築物 – 今回の課題は「ニューヨークにあるsustainable buildingを2つ比較する」。構成は、Introduction、Body Paragraph 3つ、Conclusionとすることにしました。比較対象にすることにしたThe Hearst Towerは、Sustainable Buildingとしてこれまで多くの結果を出している建築物で、LEED(環境負荷の軽減、人の暮らし向上、両方を高いレベルで満たした建築物に与えられる認証システム)においても、ゴールド、プラチナ賞を受賞しています。57丁目にあり、そう遠くないので、ぜひ見に行ってみないとと課題に取り組みながら思いました。オフィスビルなので中には入れないかもしれませんが。一方のThe Schermerhornは、LEEDはまだ獲得していないものの、環境に配慮した建築と生活困窮者へのサポートにおいて注目を集めています。以下、The Hearst TowerとThe Schermerhornの概要と主な功績です。

The Hearst Tower – 46階建て、約600フィートの高さ。772日の建築期間を経て、2006年オープン。イギリスの建築家 Sir Norman Fosterによるデザイン。ベースの6階までは1928年にRandolph Hearstが建築しており、その枠組みを残している。ガラスと鉄が外壁を覆っており、従来の建築物よりも21% (約2,000トン) の鉄を削減した。ダイアグリッド (diagrid) 構造を採用し、4階分を使って三角の形を作ることで耐久性を高め、重量を減らしている。建築時には26%のエネルギー消費を削減、1928年当時使われていた建築資材の80%をリサイクル、使用されている鉄の90%はリサイクルされた資材、1,070トン以上の二酸化炭素削減、毎年170万ガロン (=643万リットル) の水を削減、同程度の建築物よりも22%高いエネルギー効率。エントランスとエレベーターホールをつなぐエスカレーターは、Icefallと名付けられた人口の滝の中を通るよう設計されており、滝を流れる水は屋上で集められた雨水を使用している。情報は主にThe Hearst Towerのホームページから取っています。

The Schermerhorn – 11階建て、The StandardやHigh Lineを手掛けたEnread Architectsが建築に携わり、Susan T. Rodriguezがデザインを担当。元ホームレス、HIV/AIDS・精神疾患の患者、パフォーミングアーツ・エンターテインメント業界の低所得者が入居できる全180室のアパートメントとして、2009年にオープン。1~2階にはダンススタジオ、劇場、共用ルーム、カウンセリング室が備わっており、Actors Fund Arts CenterとBrooklyn Balletの拠点となっている。2階には緑あふれるテラスが設置されており、ヒートアイランド現象を防止する効果がある。自然光をできるだけ取り入れるため、外壁は透明なガラス張りとなっているが、大通りに面している北側には半透明のリサイクルガラスが併用されている。

この2つの建築物について、

  1. 立地が良く、車以外の交通手段が豊富 (=個人の車利用が減り、二酸化炭素削減につながる)
  2. 特殊加工されたガラス、リサイクルガラスを使用し、自然光を多く取り込んでいる (=室内の電気使用量の削減)
  3. 自然を感じられる場所を設置している (=自然と人との繋がりを増やし、共生の意識を根付かせる)

の3点からエッセイを書いてみました。毎回イントロダクションから順番に書いていくんですが (中にはイントロを最後に書く人もいるそうですね)、書き出しには随分頭を悩ませました。

Draft 1の段階では↑のような書き出しに。今見ると何てことないシンプルな見た目ですが、こう書くまで長い道のりでした。

Conclusionは、Body Paragraphでまとめてきた3点を再度振り返りつつ、このようにsustainable buildingsは発展を続け、環境負荷を軽減するとともに、現在・未来の人々の需要を満たしている…というような締めくくりにしました。