Teacher’s collegeで学ぶ英語 (Week 2)

英語学習

2週目に入り、受講者でWhatsappグループ (FacebookやLINEのグループチャット機能のようなもの) を作ることになり、授業外でも他の生徒とコンタクトが取れるようになりました。個人的な連絡先の交換をしてよいのか分からなかったので、先生が導いてくれて良かったです。

Lesson 3 (September 28)

先週の簡単な振り返り – 新しく習った表現について、復習もかねて練習をしました。Week 1の内容はこちらから。ペアやグループで意見を出し合った後、全員が合流して発表する機会が多いため、自分が補足情報を提供するときに役立つ表現を教えてもらいました。”To add on what she said,” と話題に入っていくとスムーズだそうです。

習慣について話す – used to (過去の習慣)、be used to (現在の習慣)、get used to (最近の習慣) を用いた表現をペアで練習しました。What is something that you used to do that you don’t do anymore? Why did you stop? / Do you usually do laundry in the mornings or the evenings? / Are you used to eating American food? Why or why not? / What is something you have gotten used to doing recently? / What is the best way to get used to a new place? また、お互いの答えを比較し、どう似ているか・どう違うかについてまとめ、発表しました。

アメリカの甘い食べ物について話していた時に、「甘すぎる」という内容を”too sweet”以外にどう表現できるかという話になりました。先生は、sugary / cloying / sickly sweet の3パターンを教えてくれました。以下の用例はLongman Dictionaryから。Longmanは他の辞書と比較しても用例数が豊富でレイアウトも見やすく、今のところ一番気に入っています。

  • Rinse the pineapple and cherries to remove sugary coating and pat dry on kitchen paper.
  • I find strawberry and peach drinks too cloying.
  • a sickly sweet fruit drink

興味深いイディオムを知る – mixed bag / toss-up

  • mixed bag: one having both positive and negative qualities or aspects. 良い点・悪い点どちらも備えたもの。
  • toss-up: a situation in which there is no clear right choice or in which what will happen is not known コイントスのように五分五分の見込みであること。予測の難しい状況。

人生の転機について話す – ペアを組み、これまでに自分の人生に生じた一番大きな変化について話しました。話す際に、良かった点と悪かった点それぞれをまとめましたが、ニューヨーク (ニュージャージー) へ移ってきたことが人生の転機だと答えた人がほとんどでした。それぞれの家庭の様子も伺うことができました。

事実と意見を見分ける – 10パターンの文章を事実か意見かに振り分け、なぜ事実/意見だと言えるのか話し合いました。事実とは真偽を証明できるもの “A fact can be proven either true or false.” で、意見とはある観点や感情からもたらされ、真偽を証明できないもの “An opinion is an expression of feeling or point-of-view and cannot be proven true or false.” ですね。

ある文章が事実と言えない根拠を探る – “Carrots improve your vision.” (にんじんは視力回復に効果がある) と “Your tongue has different taste regions.” (舌は部分ごとに異なる味を識別する) の2文が紹介され、一見正しそうだが実はそうともいえないこの2文について、記事やデータを調べてくることが宿題になりました。答えとしては、にんじんに含まれるβカロテンは体内でビタミンAに変えられ、それが視力回復効果をもたらすものの、にんじん140gほどを週6日食べないと十分な効果は期待できないため、にんじんを食べさえすれば良いわけではないという結論でした。むしろビタミンAのサプリを意識して摂取するほうが効果はあるそうです。舌の味覚感知については、舌にはtaste buds (味蕾) という器官があり、さらに内側に receptor cells (味細胞) があるそうで、味覚はこの味細胞でとらえたものが脳に信号として送られるそうです。つまり、舌は全体でさまざまな味覚をとらえており、部位ごとに異なる味を判別しているわけではないとのこと。この宿題の答えを得るために結構調べ物をしたんですが、発表の機会があってよかったです。

Lesson 4 (September 30)

問題解決能力を養う – 困難な状況を想定して、助言を求める/与える 練習をしました。2つのグループに分かれ、一方は、会社がある人物に宛てた手紙を読み、その人物がどのような困難に直面しているか推測し、もう一方は、ある人物が会社に宛てた手紙を読み、その人物に会社としてどのような助言ができるかを考えました。私は会社側のグループに入りました。簡単にまとめると、職場の新しい上司が自分にとってあまりにストレスフルで精神的に参っており、部署を変えてもらってしばらくは元気にやっていたものの、勤務時間が変更となり問題の上司の下でまた働くように求められている、という内容でした。以下が私に配られた手紙です。

手紙を読みつつ、助けを求めるときに使える表現を抜き出してみることになりました。下に並べた表現が使えそうですね。

  • Can I contact XX about this?
  • I just wanted to get out all the details of what I am facing.
  • I don’t know if I can deal for two weeks (or that long).
  • What should I do?

この他にも、What do you think I should do (about…)? / What would you do (about…)? / What would you suggest I do? / Could you give me some advice (about…)? といった表現が使えるよと教えてもらいました。

助言を与える側の場合は、I think you should… / Why don’t you…? / If I were you, I would… / Maybe you should… / I suggest you… / How about verb+ing? / You might try verb+ing… / I would advise you to… / My advice would be to… / It might be a good idea to… が使いやすいとのことです。

海外で働き始めるときの困難について考える – 海外で新しいキャリアを始めるとき、想定される困難について意見を出し合いました。GoogleのJamboardに全員が自由に意見を書き込みます。ホワイトボードにみんなで書いているような感じですね。

5分程度でそれぞれが思いつくことをどんどん入力していきます。出揃ったところでいくつか取り上げ、どんな助言ができそうかペアで話しました。

故郷の食習慣を伝える – その土地に詳しければ知っていそうなグルメ情報は、不慣れな旅行客にとって入手しがたいものです。生徒は自分の故郷について、朝食から夕食までどんな風に楽しめるのかについてまとめ、発表しました。スペイン出身の人が、昼食は3時頃(!)なので、その前に食べられる軽食を持っておくといいよと勧めていたのが興味深かったです。

Lesson 5 (October 2)

発音・抑揚をつける – ある記事を分割し、グループで一段落ずつ読みあいました。アクセントや発音、意味の分からない単語については、授業前にLongman Dictionaryで各自調べておくことになっていたので、みんな上手く読めていました。私が不確かだったのは、amidstcluttermicroclimatecalibrateでした。

  • While working amidst the awe-inspiring fall colors, it occurred to me that the dynamics of painting and problem solving have a lot in common.
  • If the existing landscape is cluttered, for instance, you can exclude elements that detract from your focal point.
  • One day I sat with two other painters in a microclimate with magnificent sugar maples.
  • Additionally, I was struck by our instructor’s capacity to calibrate her critiques to our individual skill levels.

文法上の誤りを修正する – 前回授業で提出された文章で、修正が必要な箇所について話し合いました。以下はその一例。

Dさん: People visiting Chile can find difficult to get used to eat kind a breakfast in the evenings because it seems to consume a lot of bread.

修正案: People visiting Chile can find it difficult to get used to eating a kind of breakfast in the evenings because it seems to consume a lot of bread. もしくは、People visiting Chile can find difficulty (in) getting used to eating … 詳しくは、difficultyの用例を参照

Describing skillsを向上させる & 相手の話を確かめたり質問したりする – Week 1で行った内容の復習。様々な質問が書かれた紙が各自に渡され、ひとつ選んで自分の回答を伝える。聞く側はその内容を確かめたりもう一度説明を求めたりする。質問は、What kind of problem solver are you? / Do you tend to stand up for your beliefs? / Do you have a unique sense of fashion? / What main-stream music do you enjoy? / Who’s the most conservative person you know? / Were you rebellious when you were younger?

トラブルについて助言を求める / 与える – 自分が困っている問題を1つ取り上げ、手紙形式でその問題を説明し、助言を求める英文を書きます。私は以下の内容を書きました。名前は省いています。

全員書けた段階で、自分以外の人の抱えている問題を読み、助言を書きます。私は「家にネズミが出て困っている」という悩みを抱えた人に対して回答しました。以下で、I recommend you to contact…と書いていますが、 I recommend you contacting…か、I recommend you contact…と直したほうが良さそうですね。辞書には、She recommended him to quit smoking.という例文が一応ありますが、イギリス英語の用法みたいです。アメリカではrecommend 人 -ingか、recommend S+V にしておくのが良いかもしれません。

数分間で全員が一斉にGoogleスライドに書き込んでいくので、活気があり楽しいです。

来週はこれまでの復習を兼ねたテストを行うとお知らせがありました。今学期は4回のテストが予定されているそうなので、習った成果を出すことができればなと思います。

Photo by Mike Tinnion on Unsplash