Teacher’s collegeで学ぶ英語 (Week 3)

英語学習

2週間で6回の授業を終え、これまでの総復習を兼ねたテストが行われました。水曜・金曜は新しいUnitに入り、不満の伝え方や関係詞の使い方に焦点を当てた授業になりました。

Test 1 (October 5)

前半1時間: 授業で習った文法事項を問う問題が穴埋め形式で出題されました。聞き取り問題では、内容理解に加えて、そこから派生した内容に関する英作文が課されました。

  • used to / be used to doing / get used to doing を適切に使い、文章を作る
  • go with the flow (流れに従う) / be your own person (独自の道を行く) いずれかに属するフレーズや単語が羅列されており、文意に沿った選択肢を選ぶ
  • 短いビデオを見て、ビデオ内で述べられているtypical Americansとはどんな人物像かをまとめる
  • 「日本人らしい」と考えられている行動や性質について、具体例を挙げながら英作文を行う
  • ある会社員から寄せられた悩み相談を読み、手紙形式で有益な解決策を提案する (write at least 200 words)

後半1時間: a hit-and-run accident (ひき逃げ) に関して話している専門家とアナウンサーの会話を聞き、犯人をとらえるために事件の目撃者がすべきことについて整理する。受講者は2つのグループに分かれ (今回は2人と3人に分かれました)、警官役と目撃者役になり、ひき逃げ事件の事情聴取という設定でロールプレイを行う。ロールプレイを行う際、授業内で学んだdescriptive skillsを生かしながら、相手の話している内容をきちんと自分が理解できているか確認したり、必要に応じて聞き返したりするやり取りを挟むこと。各グループにはそれぞれ話をまとめるリーダーとタイムキーパーを置き、うまく時間を管理しながら、グループ内で協力して話す内容を事前にメモにしてまとめていく。その後リハーサルを行い、発音やアクセントを確認しておく。ここまで終えたらグループを解散し、全体へ向けてロールプレイの発表を行う。

私は3人グループの方に入り、目撃者兼タイムキーパー役をしました。警官1名、目撃者2名という分担だったので、もう一人の目撃者役に車の特徴を詳しく伝えてもらうことにし、私は犯人の特徴に焦点を当てることにしました。実際のところはこんなに詳しく覚えてられないだろうとは思いましたが、「若い男性 / 青いTシャツを着ている / 眼鏡をかけている / ひとりで車に乗っている / 茶色い短めの髪 / 大音量で音楽を聴いている / 音楽に気を取られていて、被害者の存在にあまり気づいていなかったのかもしれない」と伝え、Have I made everything clear? と締めくくって、自分の話した内容がきちんと警官役に理解されたか確認をしました。警官役はその後車の特徴に関して質問を行い、もう一人の目撃者役が車の色や種類、ナンバープレートについて答えました。その後、警官役にはわざと聞き間違いをしてもらい、目撃者役が正しい情報に訂正するという小芝居を挟みました。次に、一連の流れ (sequence of the events) を尋ねる質問を警官役にしてもらい、「おばあさんはゆっくり歩いており、後ろから猛スピードで迫る車の存在に気づいていなかった。私は事故の前におばあさんに話しかけようとしたが、十分に時間がなく助けられなかった」という内容を目撃者チームで分担して話しました。最後に警官に携帯電話の番号を聞いてもらうことにし、今後もぜひ協力しますと伝え、前向きなエンディングとなりました。いいロールプレイができて、全体的に満足しています。

【テストを終えて】

2時間のテストはあっという間でした。授業で習った内容を、自分自身でいかに使いこなせるようになったかが試されると感じました。授業後、他グループのメンバーからテストの復習をしようという話が持ち上がり、翌日にZoomでまた集まることになりました。いい関係が築けており嬉しいです。

Lesson 7 (October 7)

今日から新しい内容に入りました。

困りごとや不満を伝える – 2人の短い会話を聞き、それぞれが何に困っているのかをまとめる。相談者Kyle: 映画館に出かけたところ、目の前に座っている2人組が映画の最中に会話をしているため、集中して映画を見ることができず困った。自分の近くに座っている人が注意してくれたが、相手と口論になってしまい映画を全く楽しめなかった。 相談者Jane: 最上階にある部屋に住んでいるが、隣人が真夜中に友人を屋上に連れて行ってしまい、足音がうるさく眠ることができない。注意しに行ったところ止めてはもらえたが、以前も同じようなことがあったため困っている。KyleとJaneの悩みを整理した後、どちらがより困った状況に立たされているか (Whose situation do you think was more annoying? Why?)、どちらがより良い対処をしたか (Who do you think handled the situation better?)、自分が同じ立場にある場合はどのように行動するか (How would you have reacted in each situation?) についてペアで話し合いました。

自分のアイデアは、Google Jamboardにまとめることになりました。ホワイトボードに書いているような感覚で、テキストを貼り付けたり、付箋を付けたりできます。↓ が今回の私のJamboardの書き込みです。授業では、Google document / slide / Jamboard を行き来しますが、すべてGoogle Driveに自動で保存され、上書き・更新もやってくれるので非常に便利です。 特にGoogle documentは、英語のオートコレクト機能がお気に入りで不自然な表現があったら代替案を表示してくれるので助かっています。

上のようにJamboardに書いていましたが、先生から添削が返ってきました。

before verb+ingと使うこと、going up to the roof topはredundantになるので、going up to the roofでOKとのこと、don’t be upsetは”you”に向けて話していることなので、when以下とつながらないため、She shouldn’t~と主語を立てるようにすること。以上について指摘がありました。

新しいイディオムを知る – 迷惑な事態に巻き込まれたときに使える怒りの表現を教わりました。

  • blow your own gasket: 自分で自分を制御できないほどに怒っている状況を伝えるときに使います (To react furiously and/or violently, to the point of losing control of one’s behavior)。 例文: Mom totally blew a gasket when I told her I had failed math. (母は私が数学で落第したと言うと激怒した)
  • blow a fuse: 上と同様の意味を指します。例文: The boss blew a fuse when the shipment didn’t arrive on time. (上司は積み荷が時間通り届かず激怒した)
  • be on a warpath: 上と同様の意味を指します。例文: I will be on a warpath when I see people cut in line. (人が列に割り込んでいるのを見ると、私は激怒するだろう)

その他、日常で使える怒りの表現 – Oh dear! / Oh no! / I can’t (don’t) believe it! / Why does this always happen! / For goodness sake! / Bother! / (with caution) Damn! イントネーションについては、以下のビデオを参照すると良いそうです。

Lesson 8 (October 9)

YouGlishを視聴する – 様々な英語表現が日常会話のどの場面で、どんなイントネーションて使われているのか、ビデオ形式で紹介しているウェブサイトを教えてもらいました。“make me sick”の使用例はこちらから。 教科書中に出てくるイディオムを、グループに分かれてこのYouGlishに入力し、どんな使われ方をしているかGoogle documentにまとめていきました。まとめる際に、Who/What/Where/Howの4項目に気を配るようにとのことでした。

関係詞の復習 – これまで生徒が提出した課題の中で、関係代名詞・関係副詞の使い方でエラーが見られるとのことで、用法について振り返りました。制限用法 (restrictive relative clauses)・非制限用法 (non-restrictive relative clauses) に注意せよとのこと。渡米前、この内容については私自身が学生に授業で教えていたことなので、いい復習になりました。ペアに分かれ、関係詞を使った作文練習も行われました。

Speaker of the Day – 毎授業ひとりずつ6分間のスピーチをすることになり、今回はチリ出身のDさんが発表を行いました。ニューヨークタイムズから記事を選んできてくれたそうで、環境と食べ物について話してくれました。選んでいた記事はこちら (Your Questions About Food and Climate Change, Answered)。洗練されたとても素敵な発表でした。私は次回の発表者になりました。

Photo by Ali Yahya on Unsplash